パカッと割れるキーボードでお馴染みのMistel Baroccoシリーズに、60%タイプの新モデル“MD600 Alpha”が登場。分離型メカニカルキーボードのパイオニア的モデルMD600の仕様を踏襲しながら、無線/有線接続両対応に進化を遂げました。以前から要望が多かった、親機をセパレートする“左ユニット”に変更することで、PCゲーマーやクリエーターの左手キーボードとしてもご利用いただけます。

通常のキーボードは、両手が近づくため、どうしても両肩や両腕を内側に狭めるようなフォームになりがちです。Mistel Baroccoシリーズは、キーボード自体が左右に分割され、肩の広さに合わせた位置にキーボードを設置できるので、両肩や両腕を広げた自然なフォームでのタイピングを可能にします。

MD600 Alphaでは、手の形/各指の長さの違いを考慮し、左右それぞれ扇状にキーを配置する配列、通称“Alice配列”を採用。エルゴノミクスな分離キーボードとして両肩や両腕だけでなく、指や手首も自然なスタイルでタイピングが可能です。

基板にキースイッチソケットを実装し、トレンドのキースイッチホットスワップに対応しました。3ピン/プレートマウントタイプのCHEERY MXスイッチおよびMX互換スイッチであれば、専用の工具を使いキースイッチをご自身で取り外し、お好みのMX互換キースイッチに交換することが可能です。

ご購入時は、CHERRY製MX RGBスイッチシリーズもしくは、Gateron製 G Proスイッチシリーズが装着されています。Gateron G Proスイッチは、ファクトリールブされたキースイッチです。潤滑剤により摩擦が抑えられ、スムーズな打鍵感が特徴で、CHERRY MXスイッチとは少し違った打鍵を体感できます。

CHERRY MXスイッチについてはコチラ
Gateronスイッチについてはコチラ

MD600 Alphaは、EVA素材の吸音シートを2枚組みこんでいます。
1枚目は、キーブラケット（鉄板）と基板（PCB)の間にサンドイッチ状に挟まれており、2枚目は、ロアケース内部底面に敷いてあります。1枚目は、キースイッチの底打ち時とレバーの戻った時の振動によるキーブラケット（鉄板）自体の反響音軽減を、2枚目は、設計構造上生まれるPCBAとロアケースとの空間で発生する反響音の軽減を考慮しています。

2色成形は印刷ではなく、文字がキーキャップ樹脂の一部のため、磨耗に強く、長期間の使用でも絶対に文字が消えません。材質には、耐摩耗性・電気特性に優れた PBT（ポリブチレンテレフタレート）樹脂を使用しています。

キーキャップの色・形・素材・印字（印刷）についてはコチラ

様々なLEDモードでの発光が可能です（全キー点灯、Breathing、Cycling、Wave、Raindrop、Reactive、Ripple等）。LEDモードを使うことで簡単に様々な発光が楽しめます。輝度や速度を変化させて細かく設定することも可能です。

省スペースキーボードでありながら、Fnの合わせ押しでフルキーボードと同様の入力が可能です。Fnキーは、左右ユニットに1個ずつ用意されており、Fn＋操作がさらに操作しやすくりました。
また、ハードウェアマクロ機能による、キーの配置変更（キーリマップ）、1キー位置にショートカットなどのキー入力パターンのプログラミングが可能です。「レイヤー 1」～「レイヤー3」の3つのプロファイルにリマップやマクロ設定を保存し、キー操作によるレイヤー切り替えが可能です。さらに、マクロ機能とは別に、基本のQWERTY配列に加え、Dvorak配列、Colemak配列の3種類の論理配列がプリセットされており、所定のキー操作で切り替えできます。

キー配列についてはコチラ

マグネット吸着タイプのチルトアップ用スタンドが４つ付属します。キーボード奥側に取り付けて傾斜をつける以外にも、各ユニットの内側にとりつけて、中央部に向かって傾斜をつけることも可能です。