共同開発したメカニカルスイッチ「Kailh GX」には、SPDTスイッチを採用しており、専用ソフトウェアで以下のように設定することができます。
ノーマルまたはOFF:
クリックすると板バネが下がり、先端(青)(板バネの一部)が下の接点(緑)に接触します。接触が行われ、クリックが登録されます。これは、ほとんどのマウススイッチが機能する一般的な方法です。
GX スピードモード:
静止位置では、先端(青)(板バネの一部)は上の接点(ピンク)と連続的に接触しています。板バネ、ひいては先端(青)が下方に動くと、上部接点(ピンク)との接触が失われたことが記録されます。この接触の喪失がクリックとして処理されます。板バネと先端(青)が下方接点に到達するのを待つ必要がないため、この方法の方が速いです。
GX セーフモード:
このモードは二重確認として機能し、信号が登録されるには、上部接点(ピンク)がリリースされ、かつ下部接点(緑)が接続される必要があります。これは、ハードウェア側でのダブルクリック防止として機能します。速度の観点では、この方法は(ほとんど)ノーマル/OFFと同等ですが、スイッチが劣化し始めた際には多くのアドバンテージがあります。